思わぬ事態に即時対応

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運営中の院長先生の急逝

 はや2年も経ってしまった過去のことですが、年末近付いてこの様な事態が起きると、例えその時が来ることが判っていても大変です。

 今までも年の瀬で身内の方が亡くなられて、急遽喪中のはがきを発送しなくてはならないとか対応して参りましたが...

  • 今までの情報が整理されていない
  • 取り敢えず年賀状や転居案内、訃報の連絡や喪中はがきは有るが山積み状態

という中で一番困るのが送付先やその最新住所の確認などです。

 しかも、ご親族や継承なされる若先生にしてみたら、そんな事とは関係なく日々患者様は来院なされるのでその対応も通常通りしなくてはならないですし、それ以外にも診療所の各種変更手続きや会葬の手続きなどに追われて手が回らないのも事実かと思います。

世の中にあるネットサービス

 今の時代ですから、「印刷」と言えばネット検索したら賀状や訃報・喪中のはがき印刷を安価に対応するサービスは腐る程有ります。

 つい...「安価」という言葉に飛びつきますが、実は指定の送付先情報を確定するまでが最も労力を要します。

 ご自宅住所含めた個人情報ですから取り扱いも慎重を期す必要が有りますし、敬称等もお名前の漢字一文字も失礼が有ってもいけないことなので最も時間が掛かることですが、そうした労力/人件費は蚊帳の外で、単純に指定された情報に基づき、機械的に印刷に掛けるだけなので「安い!」というキャッチコピーで客引きしているだけの様な気がします。

 また「送料無料!」とうたっている処も有りますが、「喪中62円はがき」に印刷すればそこに郵送代は含まれているので、印刷上がったものを投函するだけです。 別途新たに送料が発生する訳ではない。 だから確かに虚偽広告では無いですが、まるで国会答弁を聞いているかのようなセリフの様な気がします。

 実際にいくつかのサイトで実際に枚数を想定して見積結果を確認してみましたが、文面印刷し、宛名印刷をした場合、弊社が請け負っている費用とあまり大差はないのが実態です。 900枚頼んで10万円前後が相場ではないでしょうか? 

 この金額を見て驚かれる方も居られますが...62円はがき900枚ですからそれだけで55,800円。 そうすると文面印刷と宛名印刷で1,800枚の印刷をする訳ですから、インクジェットプリンターでご自身でやってもインクパック1セット5,000円は確実に消費しますから、工賃は4万円程度ということになります。 ネットから書き込まれた住所確認から印刷、上がり状態の確認等々、丸一日の作業を考えてみれば妥当な数字かと思います。

忘れ去られている諸々

 ただ、前項の様な話題はよく巷でも耳にしますが、大切なことが抜け落ちているかと思います。

 診療所や会社で会葬通知や喪中連絡をする場合、送信元としてご自身のご自宅住所を記載しますでしょうか? 恐らくはご自宅住所=個人情報として大半の方は抵抗を感じ、診療所や会社の住所だけに為されるかと思います。

 それでありながら、宛先としての送付先住所には職場住所もありますが、親しい方の宛先としてその方の自宅住所が記載されている場合が多いかと思います。 また大都会では職場と自宅は異なる住所の場合は多いですが、全国的に見ればご自宅がお仕事場である方も多く、そうした送付先の情報をなんのためらいも無くネット上のサービス依頼表に転記したり、リストを電子データで送ったり為さる。 しかもそのサービスを選ぶ時は、単に金額の数字が大きいか、小さいかしか見ておらず、都度、あちらこちら安い処を使うということは、それだけ多くの方々の個人情報をばらまいている...ということに他なりません。

 しっかりと「※「宛名印字サービス」に関してお客様からご提供いただく宛名の個人情報につきましてはご依頼いただいた業務(はがきへの宛名印字)のみに利用いたします。」と明記してあればまだ良いですが、個人情報の使途欄に「当店の商品・サービスに関するダイレクトメールやアンケートの送付」としか書かれていない場合は、貰った住所録の宛先にダイレクトメールをしても良い...ということになってしまいます。

 いずれにしても、目の前に見えるもの、表面的なものしか見ず、それだけで判断するのは非常に危険な気がします。

 実際に最終結果は文面、宛先が印刷された束です。

 しかし、既に受信した賀状や転居、忌引き等のはがきを一点毎に確認し、差出人の郵便番号の間違いを直したり、職場住所なのかご自宅住所なのかを色々と調べて確認したり、宛先漢字の正誤(例:渡辺、渡邊、渡邉/斎藤、齋藤、齊藤等)を確認したり、それらの下準備作業を待ったなしの時間制限の中で実施するということは、下手をすれば徹夜作業になりますが、そうした目に見えない処を目の前の束という物理的なものを通してちゃんと把握/理解出来るような方々は年々減っている様な気がします。

 自然の原理で、天敵(真実を見抜き、指摘し正そうとする)が減ればおのずと増殖するが如く、携帯電話の契約の世界に見受けられる様な「表面的には安く見せて、実はしっかり儲かる」手段を一生懸命知恵を絞って考える人間が増え、搾取/詐欺社会が生まれている様な気もします。

弊社の思いはひとつ

 色々な考え方、見方、言われ方もありますが、弊社としては「目に前に問題を抱えている状態を、弊社が協力することで、どの様に速やかに、そして将来に繋がる様に解決できるか」をまず第一優先に考えます。

 「将来に繋がる」ということも実は大切で、言われた事だけを安くやる業者は数多いるとは思いますが、そうした処を使うと都度同じ様なことを繰り返す羽目になったり、波及的効果が一切なく、一事が万事困り事を都度色々な業者に頼む羽目になり兼ねません。 折角労力とコスト(時間を含む)を掛けるのですから、やはり一過性のもので終わらず、様々な事に流用出来て、その他の事にも波及的効果が及ぶ様な方法、結果を提供することも大切と考えております。

 今回も...院長先生急逝ということで継承なされる先生は大変でしょうけれど、何よりも患者様方が路頭に迷う、取り返しのつかない病状に陥るなどと言いうことが無い様に、継承為される先生が雑事は私どもに一任し、安心して全てを患者様方対応に集中出来るということが最も大切であり、その為に弊社も先生の気持ちに立って考え、誠心誠意細部まで気を配り、迅速対応を行うということが第一優先であると考えております。