事業の継続性を第一優先

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ダイナミクスの稼働障害SOS

 とある午前中、お客様より緊急SOSが入り...

  •  診察室ダイナ端末でクライアントを立ち上げたら「データベースが認識できない」というエラーが出て起動出来ない
  •  バックヤードの事務長端末でも同じ現象
  •  受付のダイナ端末だけは稼働している

とのことでした。

 何はさておき、診療所においては患者様対応している受付が一番大切。

 事務長様に、余計なことはしない様にと念押しさせて頂き、次に大切なことは「安心」。 速攻で準備してお伺いすることをお伝えさせて頂きました。

想定される障害をシミュレーション

 お客様方は、私どもが来て、簡単に直すだけ...と思われているかとは思いますが、実際にはお伺いした一部の情報から、

  • 実際に起きている状態を想像し...
  • その障害の度合い、影響が及ぶ範囲を想定し...
  • 最悪の事態を想定して必要部材、ツール等を準備し...

到着までの間に、あらゆるパターンを考え、復旧の段取りを想定して頭の中でシミュレーションします。

 医療と同じで、障害が起きる直前の具体的な操作、細々とした起きてい現象など、詳細な情報が得られれば得られるほど、より適確に、迅速に復旧出来ますが、曖昧であればある程に、こちら側のストレスも、手間も掛かります。

 当然ながら、対応する担当者の経験値に依る処も大きいことは確かです。 従って、ドクターと同じ様に、たかがITですが年々複雑化している為に、経験豊富なエンジニアを育成する為には、10年、20年という歳月も必要となりますから、コストも大変な額になります。

 人間の身体と同じ様に、複雑に様々なものが絡み合えば合う程に、それを紐解き、修復するのは大変な作業になります。 従って大手システム会社は、単一ベンダーの製品/取扱製品しかサポートはしませんし、レセコン/電カルベンダーにしても、それのみでPCを利用すること以外(例:Excelで窓口会計/Wordで院内文書作成等)は許しておりません。 昔は一時、「マルチベンダーサポート」などという物が流行った時期も有りましたが、早々に大変なことが判明し、どこのIT企業も手を引きました。

 ダイナミクスの環境は、「折角設備投資したPCはなんにでも使えるし、今の時代、どこのベンダー商品でも大抵は使えるのでご自由にどうぞ」という稀有な方針ですので、投資対効果という意味では、レセコン/電カルというだけでなく、IT機器導入に依る様々な業務効率化も図れる為、素晴らしいシステムではあります。

 但し...野放図に何でも好き勝手に...とすると、実は得したようでも損をする場合も多々あるので要注意です。

 端末のベンダーも機種もバラバラな為に起きる障害も様々だったり、安価な家庭用製品を購入してすぐに壊れたりと、実は障害発生の都度に「見えないコスト」損失が生じます。 受付業務が滞ったり、復旧に最も人件費が高い先生が時間を費やしたり、レセプトオンラインの締め切りに間に合わない、あるいは間に合っても精神的極度のストレスが掛かるとか...、様々です。 パソコンが趣味で、そのドキドキが堪らない...という方でしたら趣味の延長だから私どもは何も申しませんが...。

 しかし、「餅は餅屋」ではないですが、専門家に任せて頂いて、浮いたお時間を診療やクリニック運営、ご自身の余暇に当ててストレス解消為さった方が余程良い様な気もしますが...。

業務継続を最優先

 さて、だいぶ脱線しましたが...、お伺いして診療の邪魔にならない様にしながら、直ちに各所の現状を確認させて頂き、その上で午前診療が最後まで完遂するまで待機させて頂きました。

 途中で先生から、「患者が切れたからやって貰っても...」とのお声掛け頂きましたが、何か二次障害が発生した場合に、来院された患者様も待たされる羽目になりますし、受付業務も停滞する危険性が有りますので、その由を先生にご説明し、律義に終了まで待機させて頂きました。

 開発者の吉原先生も常々仰ってますが、「まずはBack Up!」ということで、受付端末のみ稼働中ではあるものの、受付端末からはデータベースが認識出来ているので、まずは受付端末でバックアップを取得。

 その上で受付端末を一旦落として再起動し、データベースが認識されない現象が出ることを確認。 

 明白なMicrosoft Accessの排他制御のカラクリがエラーを起しており、まずはMicrosoft Accessでのエラー修正を行い、その上でデータベースの最適化を実施。 データベースが正常に認識されることを確認した上で更に当該データベースをバックアップ。

 その上で念の為、(株)ダイナミクスより提供されているレスキューダイナでデータベースを置換し、サーバー上のファイルを置き換え、職員様に午前診療の最終来院者のカルテが正しく表示されることをご確認頂きました。

 その後、先生が外食からお戻りになるのを待ち、概要をご報告させて頂き、撤収致しました。

困った時のシーボーン頼み

 常にお客様の業務継続性を最優先し、クリニックであれば、患者様や先生、職員の方々の邪魔にならない様に配慮し、お困り具合を適切に把握し、保有している知識、協業会社との強固な連携体制で迅速対応し、時と場合によっては夜間作業、徹夜作業などを展開して応えてきたお陰で、今では「困った時のシーボーン頼み」として、弊社に関係無くても困り事が発生するとまずは第一報頂けるまでになりました。

 逆にその関係が築けたお陰で、詐欺まがいの勧誘電話や阿漕な商法にお客様が巻き込まれることなく、WindowsXPやこれから来るWindows7などのサポート終了にも丁度よい使用年数とタイミングで環境遺構が出来て、安定した事業運営が出来ていることは、弊社としても喜ばしい限りです。